femme fatal
呼吸をなくして
やさしい表情の風が頬を撫でてく
並木道の若葉 きれいに色づいて
いつもは冷たい街も今は許せる
抜けるような空は恋をふくらませた
「あなたが好き」とわかってきた今なら
「何だってできる」って強気に変われる
あなたの髪、あなたの肩、あなたの静かな声
思うだけで気持ちがあふれだして止まらない
ぎゅっと指を握ってそのままずっとそうしてたい
それはたぶん「さびしい」のなかにある「うれしい」
朝食のトーストかじる一瞬先でも
この前の会話を心で繰り返す
いつもの道を違ったように歩いた
今日から新しい自分になるから
触れ合うほど 重なるほど あなたに委ねて行く
いつか二人 頬を寄せて朝陽を眺めたい
ぎゅっと指をつかんでやまない そっと見た横顔
唇とか奪われても文句は言わない
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