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       femme fatal
カインの丘、膝を抱えて

忘れられないなら どうすればいいのかな?
突き刺さる切なさに ひとりふるえている

退屈な窓に映る顔 見ていた
週末の自由を埋められない
開いた本から落ちた 押し花は
あなたへの心を辿る 風になる

きっと今ごろ
起きたばかりかな 何してるかな
思うたび ぎゅっと痛くなる

忘れられないから 涙があふれて
曇り空 舞い上がる 蒼い雨に変わる
忘れられないなら どうすればいいのかな?
突き刺さる切なさに ひとりふるえている

波打つ湖に問いかけるような
生まれてきたことを疑う夜ばかり

自分だけが
救われないのかな なんて怯えてた
反比例の恋の行方に

いつも夢にみてた 丘の上のカイン
夕暮れを待ちながら 膝を抱えている
忘れられない まだ 伝えてない想いは
胸の奥 いつまでも ひとりふるえている



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