BACK
       月読
国境の炎 ― Send a Knife into My Heart

国境のそばでゆらめく炎 その下を走りぬけるトカゲ
踏み潰されればおしまい それでも彼は行く
何が向こう側にあるのかなんて
わからないけど

両方の腕に刻んだタトゥー その姿は走りぬけるトカゲ
リザードキングみたいに 強く生きたいから
いつも強いままでいられなくて
褪せてしまうけど

強く つよく 苦しくなるほど 抱きしめて
その想いを一緒に手に出来たら 今より悲しくないはず
人は きっと 共有できない なにかがあって
それのために必死に手を伸ばして 互いの隙間を埋めて
まだ 冬の風は冷たいまま
まだ この壁は壊せないまま
君の得意な 破れそうな笑顔と
さよならの間に

最高の自由 わからないけど 思いつめたその瞳でおいで
銀のナイフ胸に突き刺して 気持ちを伝えて
そして胸の奥に届いて しっかりと
君に気づくから

強く つよく 苦しくなるほど 突き刺して
その涙を身体にしみこませて 今より悲しくないはず
人は きっと 伝えきれない 気持ちばかりで
それのために必死に手を伸ばして 互いを奪い合って
どこへ 行くの 地図も持たない 海賊船は
何のために必死に嵐を越えて 銃撃をくぐり抜けて
君を 置いて 逃げて行けるほど 強くない
その気持ちを心にうけとめてる 一緒に歩いて行きたい
ねぇ 冬の風は冷たいけど
この 壁は絶対壊してゆく
だから 君の破れそうな笑顔を
この胸にあずけて

国境のそばでゆらめく炎 その下を走りぬけるトカゲ
踏み潰されればおしまい それでも彼は行く
何が向こう側にあるのかなんてわからない
そっと野生の勘が細い手足を突き動かす


music by Takuhiro Nakamura

NEXT
- CLOSE -