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       音のない一葉
Indigo Blues

ねぇ どこへ 行くんだい
あんたが指さす 光のその先に 何があるんだい
朝焼けの 国道沿い
事故った車の 折れたワイパーが 風に揺れてる

空を映す ビルの窓はキレイだ
何もかもを 吸い取ってるみたいに
犠牲の上に ビルができたことさえ
そういうの ごまかして キレイだ

ドアを開けると 恋人は 知らない男と寝ていた
愛してるって言葉じゃ
なんにも約束できないんだぜ

ねぇ どこへ 行くんだい
あんたが夢見る 光のその先に 何かあるのかい
初恋の高校時代
愛した「天使」は 今は風俗で 股を開いてる

「生きていれば みんな汚れてくんだ
涙とかも 流さなくなってしまう」
甘えるんじゃねぇ 舌をかんでくたばれ
何ひとつ 見えてない 見てない

一瞬でいいから 最悪 義理でいいから
ちょっと抱きしめていて
そしたら何とかやってけるから

ねぇ どこへ 行くんだい
あんたが夢見る 光のその先に 何かあるのかい
ねぇ そこへ 行くのかい
インディゴ・ブルーの 光のその先に 何を見たんだい

存在を 居たことを 残しておきたくて
思ってることをみんな言っちまった
そしたらさ 言うことが 何にもなくなって
空っぽになってみんな消えちまった

ねぇ どこへ 行くんだい
あんたが指さす 光のその先に 何があるんだい
朝焼けの 国道沿い
事故った車の 折れたワイパーが 風に揺れてる


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