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       音のない一葉
Deep Forest

深い息の根だけがきこえる
ここは 孤独がつよくて はりつめそう
いない 頼りになるのは自分だけ
弱い自分だけ

枯れ枝を踏み潰す音と
肌にまとわりつく 湿った空気
僕たちは胸に十字架を
握り締めて ねぇ何を捜してる

遠い空 ひとつだけ 優しさをなげかけてる
抜け道はわからない 道しるべなんかない
ただ歩きつづけていたんだ

中世の騎士道のようにさまよう
腕も足も切り傷で はりさけそう
暗い うっすら繁った奥へと
重い足どりで

そんな風にキミの深い愛が
森の奥深くにあったとしたら
そんな風に僕は飛び込んで
捜しあてることができるかな

遠い空 ひとつだけ 淋しさを囲んでいる
気がつけば十字架も 落としてた どこにもない
でも踏みとどまれずいるだけ

深い空 ひとつだけ 真実があるというなら
「苦しみ」という名のほかに どんなものがあるんだろう
そっと信じつづけていたんだ

ただ歩きつづけていたんだ

love song つぶやきながらいるだけ


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