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       音のある断片
海がかわいても

永い手紙を書いた 出すあてはないまま
とめられないコトバが 涙にかわってく

目を 閉じるたびに 孤独がさわぎだす
もう 君 以外の 熱を感じれない

たとえば君のこぼす涙が
海のなかへ 混ざっても
私はそれを さがしだすでしょう
海がかわいても

もしも出逢えたことが あやまちだとしても
今は 腕を伸ばして それを抱きしめたい

そう この気持ちが 届かないとしても
ただ 君を護る 風へとかわりたい

伝えられない想いがすべて
雪のなかへ 埋まっても
春がくるたび それは芽をだし
花を開くから

空 たかく雲は 形かえてくけど
でも 時がたっても 想いだけは のこる

たとえば君のこぼす涙が
海のなかへ 混ざっても
私はそれを さがしだすでしょう
海がかわいても

「アイシテル」とか「セツナイ」だとか
そんなものは もういいよ
ただこの道を 歩いてくでしょう
風がかわいても


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